アルゴリズムの怖さ


企業のSNSアカウントを運用していて気づいたことがある。TikTokのアルゴリズムは強烈だ。

フォローした人の投稿がバランス良く表示されるTwitterやInstagramとは違い、Facebookは比較的アルゴリズムが強いと思っていた。

しかし、TikTokはその上を行く印象。

スワイプ中に少しでも動画に立ち止まると、それに関連するおすすめ動画で埋めつくされる。

さらに、違うジャンルの動画に立ち止まると、即座におすすめされる動画が変わる。その反映スピードも、過去のSNSの中でも1番だ。

聞くところによると、TikTokの裏側にあるAIが非常に優秀らしいとのこと。やはりという感覚がある。

そして、このアルゴリズムという仕組みに触れる度に危惧することがある。

アルゴリズムは、関連する動画、興味のあるジャンルを掘り下げるためには良いのだけれど、それ以外の知識に触れる機会を奪われているとも捉えることができるのだ。

ふらっと入ったバーで、全く知らない業種の人から知識を教えてもらったり。適当に開いた辞書のページで、見ず知らずの単語に出会ったり。リアルな書店を闊歩して、普段手に取らないようなジャンルの本を手に取ったり。

そうした、自分の興味関心の範疇を超えた予想外の出会いというものが、アルゴリズムによって奪われている気がする。

意図してそういった出会いの機会を作っていかないと、自分の知っている井戸しか見ず、大海を知らない蛙になってしまうのではないか。

便利さの陰に潜むマイナス面を、常に忘れないようにしたい。


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