整体と経営の共通点


タイトルにある通り、整体と経営には共通点があると思う。

それは、ある場所に痛みや問題を抱えた場合、対処療法ではなく、根本治療をすると治るという点だ。

例えば、今自分はデスクワークの疲れで腰が痛く、整体に通っている。

自分で痛みを抑える分には、腰をさすったり、腰にクッションを入れたりするのであるが、整体に行くと全く異なるアプローチをされる。

全身をすみずみまでチェックし、痛みの根本原因を見つけだし、そこを治療するのだ。

自分のケースだと、お尻の大臀筋が固くなることで緊張が腰に伝わり、痛みが生じていた。

だからこそ行った治療は腰ではなくお尻のストレッチだったのだ。これを続けることで腰の痛みはなくなった。

痛みや問題の原因は、必ずしもその箇所にあるとは限らないのだ。

一方で経営はどうか。

例えば、やたらとMTGが多い割に、全く物事が進まない会社があったとする。

この際、MTG時間が足りないと言って、更にMTG時間を伸ばしたりするのは対処療法的だ。

これは腰が痛いからといって腰をさすってばかりいる状態に近い。

なぜなら根本には、組織内の微妙な人間関係、権力闘争、好き嫌い、そもそものMTGの目的設定やアジェンダの設計ミスなどが隠れていることが多いからだ。

だからこそ根本治療をするためには、上記のような本質的な課題にアプローチしなければならない。

そして、その根本原因を治療するのは、整体でも経営でもめちゃくちゃ痛い。しかし、避けては通れない。

その根本原因を探し出し、目を向け、確実に対処する。あらゆる物事に活かせるそうした心がけを忘れないようにしたい。


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