月食の夜に。想いを届けることの重要性。


今日は皆既月食の日。

FacebookやTwitterなど、様々なメディアが月食の写真で持ち切りだった。これほどまでに日本国民が一体感を持って同じ対象に向かうのは珍しいのではないかと思うくらい。

そんな宇宙規模でも日本規模でも珍しい日だったのだが、朝の会社の会議で3333や444という数値が出たり、ふと時計を見たら2222だったり、買い物のレシートが222だったり、パソコンで作成していた資料の図形の角度が偶然555だったりと吉兆なのかなんなのかわからない記号とやたらと出会ったりもした。

前置きが長くなったが、そんな日にひとつ成長を感じたことがあった。

事業部全員が集まるミーティングで、自分が感じている課題感とその解決策の提案をしたのだが、そこで面白いことが起こった。

具体的で明確な事実と、それに伴って起きている問題点、そして解決策といった形で明瞭に話したのだが、メンバーの顔は晴れない。

むしろ、どこ吹く風といった感じだ。

そんなタイミングで参加者からの質問があり、自分の事業部に対する想い、会社に対する想い、自分が働いている意味について語ることになった。

するとなんということか。

それまで晴れなかったメンバーの顔がイキイキし、活力に満ちたようになっていく。代表も他のメンバーも、名スピーチだと口を揃えた。

決して上手くプレゼンした訳でもなく、演出した訳でもない。

ただ淡々と、しかし熱量を込めて、腹の底から感じていること、こうなったら良いなという願いを、偽りのない根っこの自分で届けきった。

それが予想外に響いて、自分自身が1番ビックリしている。

個人的な傾向として、表面上は現実主義者であり、大部分バックキャスティング型であることは自他共に自覚しているが、そうではない未来志向の別の自分がメンバーに届いたのかなと。

そもそも目指しどころから話したい。こうなったら良いなという理想的な未来から話したい。というのは本当の自分が願っていること。

その真の自分を出すことで、これほど多くの人をポジティブなエネルギーで巻き込めるのかと、初めて体感できた。

人間誰しも楽しそうなもの、ワクワクするものには惹かれると思う。子どもの頃など尚更だ。

だからこそ、人の心を動かし、ワクワクさせるような伝え方、真の自分に立ち返って根っこから伝えることが重要なのだと、改めて痛いほど感じた。

そんな月が見えない夜。


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