どんな新しいゲームが出ようと、おままごとはなくならない。
子ども時代、ココアシガレットを加えてタバコを吸う真似をしてみたり、リカちゃん人形を使って子育ての真似をしてみたり。
多くの人は大人に憧れ、その所作の真似をした経験があるのではないか。
今ではキッザニアのような擬似職業体験が人気だったりもする。
冒頭に挙げたゲームの中にも、おままごとが存在する。
あつもりは日常生活を送るゲームで、いわば人間生活のおままごととも言える。
世界中で大ヒットした、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドも、世界を股にかけた冒険のおままごととも言える。
現実世界を模倣したものがおままごとだとすると、普通に日常生活を送るよりも、ゲームの世界で日常生活を送る方が面白いのは何故だろうか。現実世界の方が自由度高いのに。
そこにおままごとがなくならない理由が詰まっているのではないか。
上記のようなおままごと=模倣の意義は、カイヨワの「遊びと人間」に詳しいので、改めて読み直してまとめてみたいと思う。