消費者から提供者へ


現状の教育に問題意識を持っている人は多いと思う。では代わりにどのような教育制度が望ましいのか。

自分なりに考えている中でふと感じたのは、消費者から提供者へシフトする機会を、早い段階で設けるのが重要ではないかということ。

今の若い人たちは、各種SNSを自在に操り、自身が好きなことや得意なことを積極的に発信し、市場の評価を受け取っている。その中には、10代にして金銭面での報酬を受け取っている人もいるだろう。

自身の成果物、アウトプットを市場に晒した時、それがダンスなどの身体表現であれ、絵などの作品であれ、必ず何かしらのフィードバックを受け取る。

そのフィードバックを受け取り、市場のニーズを掴み、より良い投稿を心がける。そのうち良い反応を受け取れるようになっていき、気づいたらフォロワーが増えている。

そして自身の活動の参考にしようと、売れている人、バズっている人をフォローして手法を学んで取り入れる。

一連の流れを仕事という意識でやっている人は少ないかもしれないけど、これは仕事と全く変わらないサイクルを無意識に回しているのではないだろうか。

10代のうちからこの経験を積み、爆発的な拡散力を秘めたメディアに精通し、自分の好きなことのスキルを磨き上げた若者たちに、世間の大人は太刀打ちできるのだろうか。

むしろ今の若者たちは、こうした開かれた市場をリスクのないうちから泳いで、早く提供者側に回る経験をした方が良いと思う。

確実に学びしかないのだから。

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